トピックス

「アイコンタクト」のすすめ (事故防止のヒント)

 日々発生している交通事故。平成16年1月〜12月の1年間に日本全国で7,358人が交通事故で亡くなっています。(警察庁調べ) 
これは事故から24時間以内に亡くなったケースのみをカウントしているため、24時間以後に亡くなっているケースも含めると、さらに増えることになります。

 そんな交通事故の原因は様々ですが、中でも、前方不注意など「見ていない」、「見えない」ために起こってしまう事故は防ぐ手段はあります。
それは「
アイコンタクト」です。
これは、交差したり、対向して衝突・接触危険のある相手の目を見ることで、相手がこちらに気づいているかどうかを確認する方法です。逆に、相手が見てなければ警戒して徐行するなど工夫をすることになります。
アメリカのある州では、すでに免許取得時の「しおり」にこの「アイコンタクト」について掲載しているという話です。

たとえば、信号のない交差点で、むかって左からの車が曲がって合流してくるとします。相手のドライバーと目が会えば、自分の接近に気づいているので衝突の危険はありませんが、反対方向を見ているとか、目をあわせることなくスピードも落とさずに交差点に進入してくる場合は、これは危険だと判断します。

横断歩行者にも応用できます。自分が歩行者であっても車のドライバーであっても同じことです。相手の目をみれば、渡ろうとしているのか、反対に止まる気がないのかは判断できるはずです。
実際に「アイコンタクト」をしようとして運転してみると、相手を確認しようとして自然にスピードが落ちていることに気づきます。その分余裕を持った行動になっているのでしょう。

剣道・柔道などの武道の経験がある方ならお分かりでしょうが、行動を起こそうとするタイミングになると、人間は「目の色が変わる」といわれます。サッカーで味方にパスをするときのように、真剣勝負では相手の目の動きで相手の出方がわかります。
また、犬のしつけは、飼い主とのアイコンタクトがうまくいくかどうかで決まってしまうとも言われています。

 相手の目を見るというのは、実は交通安全に限らず、コミュニケーション全般に通用する最適な手段なのかも知れません。